このページでは入学前に準備しておいて頂きたい、とyamaが考えていることについて是非ともお話ししておきたいと思います。
入学前の準備
幼稚園と小学校、保育園と学童クラブは似ている様で大きく違います。
幼稚園や保育園で預かる子どもたちは基本的に幼児です。幼児にはまだ充分な思考力がありませんので、極端な言い方をすれば「快」、「不快」だけで行動している段階です。
小学校や学童で預かるのは児童です。児童は幼児とは違って、ある程度、筋道立てて考えたり、未来を予測したり、自分以外の人の気持ちを読み取ることができる様になり始めます。また、未来のために「不快」を我慢することができる様になり始める年頃の子どもたちです。
小学校や学童は楽しいばかりではありません。
小学校に入学した子どもたちの何割かが小学校や学童の行き渋りを経験するのが、今では普通になっています。「うちの子に限って、、、」などとタカをくくっていられる状況ではありません。中には行き渋りから不登校になってしまう子どもたちもいます。
行き渋りになってしまってから対処することは非常に難しいですし、時間もかかります。親御さんの負担も相当です。ですから、yamaは行き渋りになってしまう前に予防しておくことをお勧めしています。
「学校(学童)は楽しいところだから行ってごらん」の様に子どもたちにお話ししている親御さんを時々見かけますが、yamaはお勧めしません。学校や学童はけして楽しいばかりのところではないからです。いつでも自分の希望が受け入れられるとは限りません。他の子どもとの競争に負けて悔しい想いをすることだってあります。そして何より、嫌でも苦手でも「勉強」しなければなりません。
「学校が楽しくてしかたがない」と言う子どもは昔よりずっと減っているのです。学校に行くより、「家で気楽に自由に遊んでいたい」と感じている子どもの方がずっと多いのです。そんな子どもたちに「学校は楽しいところだ」と教えると、それがときには嘘になってしまうことがあります。子どもが幼ければ幼いほど、友だちとケンカしたり先生に叱られたりした「楽しくない」ことを、「学校は楽しいところだ」と教えた親御さんに打ち明けられなくなってしまうこともあります。それを繰り返してしまうと、子どもたちは親御さんに不信感を抱いてしまうことすらあるのです。そうなってしまうと、愛着形成まで不安定になり母子分離が円滑に進まなくなってしまうかもしれません。母子分離が充分に進んでいないと、行き渋りは余計に深刻になってしまうでしょう。
正直にお話ししておきましょう。
子どもたちを学校や学童に通わせたい本当の理由を子どもたちに、予め正直に、話しておくことをyamaはお勧めしています。
「学校で勉強してきてくれたら嬉しいな。」
「学校に行ってくれたらお仕事頑張れるよ。」
「学童で宿題を終わらせてくれたら助かるよ。」
などと、親御さんの気持ちや感情を交えて伝えるのがよいと思います。
そしてできれば、学校や学童から帰ってきたときには必ず、その日にあったことを聞き出してあげてみてください。その際には、子どもたちの気持ちや感情をできるだけ引き出してあげてください。楽しいことだけでなく嫌なことや困ったことも聞き出してあげてください。
「学校(学童)はどうだった?」
「何か楽しいことあった?」
「嫌なことはなかった?」
「へぇ、それでどう思った?」
「そうか、良かったね。お母さんも嬉しいな。」
「困ったね、どうしたらいいと思う?」
内心では「困ったことになったな」と感じても、できれば顔では笑ってやってください。何か困ったことがあっても、子どもたちは親(特に母親)の笑顔を見るだけで安心してくれるものです。反対に困った表情や深刻な表情を見せると不安になってしまいます。ほとんどの場合、子どもたちの失敗や困りごとは、笑い飛ばしてやるくらいがちょうどいいと思います。
行き渋りや不登校が始まってから対処するのはとても大変ですし、解決するまで長い時間がかかってしまうものです。ですから、行き渋りや不登校になってしまう前から予防的に準備しておくことを、yamaは強くお勧めします。
原始、女性は太陽であった
yamaのかなり古い友人からこんな話を聞いたことがあります。
友人の母親は心配性でいつも暗い表情をしていることが多く、子どもと話をするときにもよくため息をついていた。友人は自分の母親のそんなところが好きになれなかった。自分が消極的で引っ込み思案になってしまったのはそのせいかもしれない。そんな自分が嫌だ。
親(特に母親)の表情は子どもたちに大きな影響を与えます。「元始、女性は太陽であった」ではありませんが、笑顔の多い母親はそれだけで子どもたちにたくさんの良い影響を与えているのです。