成績を上げることは、それほど難しいことではありません。どちらかと言えば簡単です。
一所懸命にやるべきときに一所懸命にやれば、成績は簡単に上がります。
一所懸命にやるべきとき
一所懸命にやるべきとき、とはいつでしょう。
それは「授業中」です。「授業中」に先生が問題の解き方などを説明しているときです。先生の説明をただ聞いているだけでなく、先生の説明を聞きながら先生と一緒に一所懸命に考えることです。
説明が上手な先生は、「○○したら、△△する。」、「すると▢▢になるから、✕✕するんだ。」と言う様な説明はしません。「○○したら、どうするかな?」、「そうだね、△△すればいいね。」、「じゃぁ、その次はどうなるかな?」、「そうそう、▢▢になるから✕✕すればいいね。」などと、子どもたちのペースにあわせて、子どもたちが考えるのにあわせて説明を進めてくれます。それにあわせて一所懸命に考えればいいのです。それだけで、確実に成績は上がります。時々、先生が丁寧に説明しているのに、その説明をほとんど聞かずに、板書を一所懸命に写している子どもがいます。こんな子どもはなかなか成績が伸びません。
「真面目に聞きなさい」、「一所懸命に聞きなさい」は逆効果
子どもたちにスポーツを教えるときには、いくら口だけで説明してもうまくなってくれません。実際に何度も身体を動かして、「身体の動かし方」を身につけてやらなければなりません。学習も同じです。説明を聞くだけでは成績は上がりません。説明を聞きながら先生と一緒に考えて、先生の考え方を真似して「頭の働かせ方」を身につけなければなりません。説明だけを覚えようとして一所懸命に板書を写していても、頭を働かせていなければ、効果が出るはずがないのです。
子どもたちに、「真面目に聞きなさい」、「一所懸命に聞きなさい」などと教えると、子どもたちは聞くことだけに集中してしまいます。それでは、説明を覚えることはできても、説明にあわせて一緒に頭を働かせることはできなくなってしまいます。
聞きながら一緒に考えさせる練習を
ぶながやっ子ハウスでは、親子で一緒にゆったりと過ごす親子の時間や、親が好きなことや興味を持っていることを子どもと一緒に楽しむ親子の共通体験が、子どもたちの健全育成には欠かすことができない、と考えています。親子の時間や親子の共通体験の中で、子どもたちとたくさん会話して、子どもたちにいろいろなことを教えてあげてください。その時の会話が、子どもたちが学校での授業を聞くときの練習になるのです。
子どもたちと会話したり子どもたちに何かを教えたりするときに、ただ説明するだけでなく、子どもたちに考えさせることを意識しながら、説明してあげてみてください。実は、一所懸命に聞く能力と、聞きながら一緒に考える能力は別物なのです。一所懸命に聞くだけでなく、聞きながら考えることも教えてやる必要があるのです。
「ここはこうするんだよ。」などと教えるのではなく、「ここはどうすればいいのかな。」とか、「これはどうすればいいと思う?」などと、まるでナゾナゾやクイズの様に、説明の途中途中でわざと考えさせる様に仕向けてみてください。会話を一所懸命に聞き取って理解したり記憶したりする脳の働きと、聞いたことをもとに考えたり順序立てて考えたりする脳の働きとは別物です。説明を一所懸命に聞くだけでは、説明を聞きながら一緒に考えることはできません。説明を聞きながら、その説明をもとに順序立てて考えるには能力が必要なのです。この能力は読み聞かせなどでも育てることはできますが、一方的にただ聞かせるだけではなかなか育ちません。やはり、「なぜだう?」、「どう思う?」などと途中で質問して考えさせやる方がよいようです。
子育ては「先手必勝」
小学校の授業が始まってから、説明を聞きながら一緒に考える能力を育てても効果はあるでしょうが、できれば小学校が始まる前にこの能力を育てておいてやって欲しい、とyamaは考えています。それは、小学校に入って成績不振になってから慌てるより、小学校に入る前から準備しておいた方が親も子も楽だからです。
成績不振だけでなく、不登校や行き渋りなど、小学校に入ると様々な問題に直面します。そんな時、問題が起こってから対処しようとすると多くの時間や労力、負担がかかります。しかし、ほとんどの場合、問題が起こる前に予防的に対策しておけば、それほど負担はありません。予防したからと言って必ず回避できるわけではありませんが、しておいた方が安心です。
子どもたちの成績を上げてやりたいとお考えなら、人の話を聞きながら考える力を、まず育ててあげてみてください。