日本で一番美しいカエル観察会 2024.01.06

生きものたち
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今日は、「日本で一番美しい?カエル」の観察会を開きました。これまでにも同じような観察会を行ってきましたが、この時期に、それも低学年を対象に開いたのは初めてでした。

 

低学年向けの夜の観察会

やんばるの森の生き物たちには夜行性のものが多く、夜に開かれる観察会も少なくはありません。そのため、低学年のこどもたちはなかなか参加することができません。
沖縄の自然や生き物と言えば、夏のイメージが強いのですが、実は、冬場の方が観察しやすいも生き物も多いのです。冬の方が早く日が暮れますし、特にこの時期は何種類かのカエルたちの繁殖期でもあるので、カエルたちを観察するにはいい季節なのです。その上、ちょうど冬休みでもあるので、低学年の子どもたちでも少しくらいなら、夜更かししても大丈夫です。低学年向けの夜の観察会を考えてはいたのですが、今年やっと実現することができました。
低学年のうちからいろいろなものに触れさせることが子どもたちの興味や好奇心を伸ばす、とyamaは信じているので、是非、やってみたかったのです。

 

夜の生き物たち

初めての試みでもありましたし、時間も19:00集合、21:00帰宅、と考えていましたので、実はyamaはあまり期待していませんでした。
ところが、夕方に降り始めた大雨が日暮れ頃にはやみ、あまり風もなかったせいか、予想以上にたくさんの生き物たちに出会うことができました。初めて見る生き物たちも多かったのか、子どもたちは興味津々でした。カメラを渡して促すと、思い思いに写真を撮っていました。

森に向かう道の途中でみつけた
オキナワアオガエル
貯水池でみつけた
シリケンイモリ

yamaが子どもたちに生き物の写真を撮らせるのにはいくつもの理由があります。ただ観察するだけでなく写真を撮ると、ゲームなどのカードと同じ様に集める喜びが生まれます。もっとたくさん集めたい、全種類集めたい、などいろいろな思いが生まれます。その思いが子どもたちの様々な能力や特性を育ててくれるのです。

林道でみつけた
ヒメハブ
林道の側溝でみつけた
イボイモリ

それだけではありません。写真撮影はそれほど簡単なものではありません。上手な写真、会心の1枚を撮るためには、その前に何十枚も撮らなければなりません。そんなことを繰り返すうちに、いくつもの失敗を乗り越えて試行錯誤する習慣や姿勢が自然に生まれてきます。

産卵が近いのか、お腹が大きな
オキナワアカガエル
ハナサキガエルも
大きなお腹をしていました

上手な写真を撮るためには、被写体をよく見て、どれくらいの距離や角度から撮ればいいのか、いろいろ試さなければなりません。写真を撮ることで観察眼を育てることもできるのです。他にも、自然や命を大切にする心などいろいろなことを子どもたちの身につけてやることができるのです。

日本で一番美しいと言われる
イシカワガエル

yamaが見つけるより先に子どもたちが「日本で一番美しいカエル」を見つけてくれました。初めての観察会なのにたいしたものです。先行きがとても楽しみです。

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