クラフトバンド手芸をご存じでしょうか。
20年ほど前から流行りだした手芸です。もともとは荷造り用のプラスチックバンドを使ってかごや小物入れを編み上げていました。近頃では専用の色とりどりの紙製のバンドや専用の道具なども販売されるほど、大変な人気です。介護施設や高齢者施設、保育園などでも取り入れるところが増えているようです。
クラフトバンド始めました
今年の夏休みからぶながやっ子ハウスでもクラフトバンドを始めました。今は実験的に導入していますが、子どもたちの反応などを見ながらいずれは他の手芸を取り入れるなど、様々な展開を考えているところです。
クラフトバンドを教えてくれるのは、ハルキ兄々です。これまでにも老人施設などでクラフトバンドなどの指導をしていたそうです。ハルキ兄々には週に3日、月・水・金に来てもらっています。
クラフトバンドをさせてみると、いつもは外で走り回って遊んでいる男の子たちも、いつのまにか夢中になって取り組み始めます。
クラフトバンドで目指していること
実は、yamaはクラフトバンドには大変期待しています。と言うのは、クラフトバンドにはいろいろな効果が期待できるからです。一番の目的は、子どもたちにモノづくりの楽しさや達成感を体験してもらうことですが、それだけではありません。
クラフトバンドのような細かな手作業をすることで脳に多くの刺激を与えることができます。老人施設や介護施設では、リハビリのためにクラフトバンドを活用しているところもあるそうです。子どもたちの脳も、クラフトバンドを作ることで多くの刺激を受けて活性化されることでしょう。
また、クラフトバンドは迷路やパズルなどと同じく立体や空間、規則性などを把握する能力を刺激します。そんな意味では、男の子向けなのかもしれません。編み物などにはまる男子がいるのと同じ理由でしょう。クラフトバンドは子どもたちの様々な能力を刺激し活性化してくれるのです。
いろいろな体験の中から自分の好きなものを見つけてほしい
子どもたちには、できれば早いうちから自分の好きなものや得意なことを見つけてもらいたいと思います。子どもたちが何も知らなければ、自分の好きものや得意なことをみつけることはできないだろう、とyamaは考えています。何も知らなければ選ぶことができるはずもありません。子どもたちが自分の好きなものや得意なことを見つけさせるには、幼いうちからいろいろなことを体験させてみることが必要だと思います。ぶながやっ子ハウスでクラフトバンドを始めたのもそんな思いがあったからです。
ご家庭でも、子どもたちにいろいろなことを体験させてやってほしいと思います。子どもたちにとってはどんなことでもすべて大切な体験になります。できれば、お父さんやお母さんが好きなことや得意なことを子どもと一緒にやってみてください。子どもたちにとってとても貴重で大切な体験になるはずです。