愛着障害
出版社:光文社 発売日 : 2011/09/16 著 者:岡田 尊司 |
この本は絶対お勧めです。全ての人に読んでもらいたい本です。子どもに関わる人はもちろん、子どもに関わることがない人でも、なんとなく生き辛さを感じている方には、特に是非読んでほしいと思います。
「発達障碍」は有名ですが「愛着障害」はそれほどではないかもしれません。
ただ、子どもに関わる仕事に就いていると、「発達障碍」よりも「愛着障害」の方がずっと深刻な問題であること、周りから「発達障碍」と思われている子どもたちの多くが実は「愛着障害」かもしれないこと、などは多くの人が気にしていることではないかと思います。
yamaもこれまでに、家庭環境、特にお母さんの意識を変えることで、いわゆるADHDやADDの症状?や生き辛さ、周りとのズレや違和感を改善できるだけでなく、自らが持つ能力を遺憾なく発揮できるようになる子どもたちを何人も見てきました。子どもたちの健全育成を考える上で、yamaが親子の時間や親子の会話にこだわるのはそのせいです。
とくに幼い子どもたち、新生児から小学校低学年くらいまでは、親子の遊びの中でこそ、子どもたちの様々な能力や特性を伸ばすことができると考えています。この頃の子どもたちにとっては、椅子に座ってする学習や習い事よりも、親子でコミュニケーションしながらの遊びの方が何十倍も大切だ、とyamaは考えています。この時期に親子のコミュニケーションが充分にとれていないと、子どもたちにとって本当に必要な能力や特性が育たないのです。近頃になって、ようやく早期の幼児教育の弊害が注目されるようになりましたが、その理由はこんなところにあるのだと思います。