クワガタ採り
大宜味村内にはたくさんのクワガタがいます。
夏になると中南部からクワガタを求めて来る人たちも少なくありません。
ご存知の通りクワガタは夜行性ですから、クワガタを捕まえるには、どうしても夜更かししなければなりません。ただ、めぼしい場所にトラップを仕掛けておけば、それほど遅い時間までがんばる必要はありません。そのめぼしい場所を見つけるのが腕の見せ所なのです。
去年までは新型コロナのせいで思うように屋外活動もできませんでした。そこで、今年は自由研究もかねて、子どもたちと一緒にクワガタ採りに挑戦することにしました。実は、夏休みになるずっと前から、yamaはめぼしい場所を探して大宜味村内を見て回っていました。今年は、何年か前から目をつけていた場所を中心にトラップを仕掛けることにしました。
クワガタトラップ
クワガタを捕まえるトラップにはいろいろなタイプがあるのですが、yamaが使うのはきわめてシンプルなバナナトラップです。木の枝や切り株などにバナナをおいておくだけです。ストッキングや網の袋などは使いません。ストッキングなどが残るとゴミになってしまうからです。放置されたトラップのストッキングに絡まって身動きできなくなったクワガタや、干からびてしまった虫たちを見かける度に、yamaは悲しい気持ちになります。
木の枝を利用したトラップ | 切り株を利用したトラップ |
クワガタを目当てに仕掛けるトラップですが、いろいろな虫たちがやってきます。
ルリタテハ |
一番厄介なのはスズメバチです。刺激しなければ襲われることはありませんが、気を使います。
ノグチゲラ
子どもたちと一緒にトラップを仕掛けた帰り道、ちょっと遠回りして普段は通らない山道を見て回っていたら、車の前を横切った一羽の鳥が道ばたの木の幹に止まりました。よく見ると雄のノグチゲラです。ほんの数mしか離れていないところでノグチゲラを見るのはyamaでも滅多にないことです。一緒にいた子どもたちもノグチゲラを見たのは初めてだったので大喜びでした。夏休みの初日に良い思い出ができました。