新入生のみんなに向けて 2024.03.02

お知らせ
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今年も新入生受け入れ準備の季節がやってきました。
今年は03/29(金)と03/30(土)の2日間、体験入所を行います。

体験入所のお知らせ

今年も4月からの新入生を対象に体験入所を行いますのでお知らせ致します。

日付 2024年03月29日(金)、03/30日(土)
時間 am09:00~pm17:00 (am08:00 開所)
※ 天候などの状況によりお出かけします。
※ 遅刻や欠席は必ず事前にご連絡ください。
場所 ぶながやっ子ハウス
持ち物 着替え、帽子、タオル
水筒、弁当
※ 持ち物には名前を書いておいてください。
説明会 03/30(土) pm17:45~pm18:30
※ できるだけご参加ください。

参加の申し込みは、お知らせはがきやプリントに記載のGoogleFormからお願いします。

 

入学前の準備

小学校の勉強の仕方は幼稚園やこども園とは大きく違います。一番大きな違いは、誰にも手伝ってもらわないで自分一人の力で答えを見つけなければならないところです。小学校の勉強の目的は一言で言えば「自分だけの力で考える」ことだと言えるでしょう。極端な言い方をすれば、例え、「答えが間違っていてもいいから、最後まで自分で考える力をつける」こと、と言えるかもしれません。遅くてもいいから、上手にできなくてもいいから、自分一人の力で最後までやり通す。そんな経験の積み重ねが、子どもたちの自己肯定感や自己効力感を必ず育ててくれます

 

「読み取る力」

自分で考えるためには、まず、自分で問題を読んで内容を読み取らなければなりません。そのためには、文章を「読み取る力」が必要です。「読み取る力」とは「読解力」の基礎となる力で、いわゆる「読解力」とは少し違います。もちろん小学校に入学してからでも「読み取る力」を育てることはできますが、様々な理由から、できるなら入学する前から「読み取る力」を育ててあげておいてほしいと思います。
「読み取る力」を育ててやるには、やはり、まず文字が読めるようにしてやるのがいいでしょう。しかし、始めからドリルや問題集で読む練習をするのはお勧めしません。それよりも、身の回りにたくさんの文字があふれていることを教えながら、普段の生活の中で出会う文字の読み方を教えてやるのがいいようです。見回せば、我々は文字に囲まれて暮らしているようなものです。外に出れば道路標識や看板、店に入ればポップやポスター、家の中にもたくさんの文字が掲示されています。子どもたちの目の前で、そんな文字を指差しながら声を出して読んでやってみてください。文字はひらがなでもカタカナでも漢字でもかまいません。アルファベットであっても全くかまいません。大切なのは、いつでも同じ場所で見かけることができることです。何度か教えてやるうちに、自分から指差して読み始めるようになります。初めのうちは文字を覚えているのではなく、その文字がある場所を覚えて区別しているだけですが、それでかまいません。そんなことを何度も繰り返しているうちに、少しずつ、だんだん本当に読める字が増えてくるのです。できれば子どもたちと一緒にゲームや遊びをする感覚で続けてみてください。

 

「数える力」

昔と比べると今の子どもたちはものの数を数える経験がかなり少ないようです。入学時点で20まで数えられない子どもたちも少なくありません。入学して半年もすれば繰り上がりのある足し算を習い始めますし、その後にはすぐに繰り下がりのある引き算を練習が始まります。20まで満足に数えられない子どもにとってはとても難しく感じられるでしょう。20まで数えられなかった子どもたちのうちのほとんども、1年生が終わるころにはできる様になります。しかし、できる様になるまでが問題です。この頃の子どもたちは、人と比べることが大好きです。他の子どもより早くできることはどんどん得意になりますし、遅くしかできないことには苦手意識をもちやすいのです。他にも理由はあるのですが、こんなことが原因で算数に苦手意識を持つ子どもたちがでてきてしまいます。そうさせないためにも、できれば入学前にせめて20までは数えられるようにしてあげてほしいと思います。
数えるものは何でもかまいません。車で移動するときにすれ違った車の数や、お皿にのった料理の数、これもまたゲームをするような感覚でいろいろ数えさせてあげてみてください。そして、できれば、打ち上げの秒読みのように逆に数えさせてみたり、おやつなどを人数分に分けて配らせてみたりしてみてください。そんな経験が多い子どもほど、間違いなく算数が得意になります。

遊びと学び

人間の学名はホモ・サピエンス(Homo sapiens、「知恵のある人」の意味)ですが、ホモルーデンス(Homo ludens、「遊びをする人」の意味)と言う別名もあります。かのアインシュタインは「何かを学ぶのに、自分自身で体験する以上に良い方法はない。」と言ったそうです。人間の知識や知恵のほとんどは体験を通して身につくものです。体験を通して身につけた知識や知恵は簡単に忘れたりしません。子どもたちにとって遊びはとても重要な体験です。いろいろな遊びを通して、子どもたちは世の中の様子や仕組みを知り、身につけていきます。大人から見れば「当たり前のこと」でも子どもたちにとっては「初めて知ること」であることも少なくありません。何かを教えようとするとき、大人たちは「当たり前のこと」を素通りしてしまいますが、子どもたちはその「当たり前」を知らないために、混乱し理解できなくなってしまうこともあります。

「こんなに説明しても、なぜわかってくれないのだろう?」と多くの大人たちが悩むのは、ほとんどがこのせいです。

たくさん遊ばせてやることで、子どもたちの「初めて知ること」を減らすことができます。ですから、特に言葉や論理的思考が十分でない小学校低学年頃までの幼い子どもたちにとっては「遊び=学びとも言えるのです。逆説的に聞こえるかも知れませんが、もし、頭のよい子どもや成績のよい子どもを育てたいとお考えならば、子どもたちが幼いうちにできるだけ多くの遊びを経験させてあげてください。遊びを通して多くを学んだ体験を持つ子どもは、学びを遊びの延長のように感じる様になります。無意識のうちに学ぶことは楽しいことだと感じ、主体的積極的に学ぼうとする姿勢を身につけていくのです。昔は「よく学び、よく遊べ」などとよく言ったものですが、yamaなら「よく遊び、よく学べ」と言いたいところです。幼いうちにスマホやゲームを与えてしまうと、子どもたちは画一的な遊びだけに集中するようになってしまいます。yamaはお勧めしません。

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