ぶながやっ子ハウスは大宜味村の子育て支援施設です。大宜味村の子どもの居場所事業と放課後児童健全育成事業を受託した一般社団法人喜如嘉山学校が運営しています。
ぶながやっ子ハウスとは
ぶながやっ子ハウスでは、一般社団法人喜如嘉山学校が、「ぶながやっ子クラブ」と「山学校」の2つの組織を一体的に運営しています。「ぶながやっ子クラブ」と「山学校」は子どもたちの健全育成を目指すところは同じですが、対象とするこどもなど、細かな所で違いがあります。
ぶながやっ子クラブ ~子どもの居場所づくり事業~
子どもの居場所づくり事業とは、1人親世帯などの経済的余裕の少ない家庭で育つ、放課後などの居場所が必要な子どもたちに、食事や生活、学習などの支援を行う居場所を作ることを通して、子どもたちが健康で安定した日常生活を送ることができるように支援することが目的です。具体的には、就学援助などを受けている家庭の子どもたちを対象に、放課後などに安心して過ごせる居場所を準備、おやつや食事の提供、学習や生活の支援を行い、子どもたちの健全育成などを目指しています。
ぶながやっ子クラブに来る子どもたちは、ぶながやっ子ハウスの利用料は無料です。行事やお出かけにかかる費用の一部を除き、食事代などもかかりません。
山学校 ~放課後児童健全育成事業~
放課後児童健全育成事業とは、仕事などのために放課後の子どもたちの世話を見ることができない家庭に育つ小学生に、発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるように、自主性や社会性、創造性などを向上、基本的な生活習慣の確率などを通して、健全育成を目指すことが目的です。具体的には、放課後児童支援員の資格を持つスタッフを2名以上配置し、子どもたちの成長を見守り、発達を促すよう努力しています。
山学校に通う子どもたちには、月々のぶながやっ子ハウス利用料がかかります。おやつや延長保育の際の夕食も無料ではありません。
ぶながやっ子クラブと山学校
ぶながやっ子ハウスに通う子どもたちは、自分がぶながやっ子クラブと山学校のどちらに通っているのかを意識していません。どちらもぶながやっ子ハウスに通っていることだけを意識しています。保護者の方々も知ってはいるものの、普段はどちらを利用しているかは意識していないと思います。
どちらに通っていても、大宜味村の子どもたちであることには変わりありません。あえて線引きしたり分けたりする必要はないと思います。家庭はそこで育つ子どもたちにとても大きな影響を与えます。だからと言って、どんな家庭で育ったかによって子どもたちを分け隔てするべきではないと思います。どんな家庭で育っているか、よりも、1人1人の子どもの個性をよく見て、それぞれが必要とする見守りを支援を準備してしてあげたいと、ぶながやっ子ハウスは考えています。